風の音 114号
発行2007.1
♪ソロの会特集♪
発行所   関西笛の会事務局

編集 :間野久美子

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川西・生駒・京都、そして堺ソロの会2006、大成功!!

秋の一大イベント・ソロの会が盛況のうちに幕を閉じました。10月8日・川西みつなかホールに始まり、10月22日・生駒コミュニティセンター、10月29日・コープイン京都、そして11月19日・堺市民会館で千秋楽と実に二ヶ月に渡り、100名を超える方々の熱演が繰り広げられました。

生駒会場が新たに加わり、全4会場に!アンサンブルもぞくぞく登場!!

毎年恒例のソロの会。でも、毎年同じじゃつまらない!ということで、今回も新たな企画が続々登場。
1)一つ会場を増やし、初めて奈良で開催。今まで遠くまで駆けつけてくださっていた西大寺教室の方に、大勢参加していただきました。

2)笛の会会員によるアンサンブルも多数出演!

Tutti川西・神戸(川西)、高大生アンサンブル・Dune(堺、川西)、ドンマイズ(生駒)、男性限定ユニット・アットーレ(堺)のみなさんに花を添えていただきました。

それでは、ソロの会に参加された8名の方々の感動の声をどうぞ♪

ソロの会in川西に出演の小中学生5人組☆
左から、麻梨乃ちゃん・京香ちゃん瀬賀美由ちゃん(中1)・颯ちゃん・美苗ちゃん

馬場 麻梨乃(小3)
「次が私の番だ。」と思うと、すごくきんちょうしました。曲のさい後の所をまちがえてしまったのでざんねんでした。 中学生のお姉さんがお友達になってくれたのがすごくうれしかったです。
中崎 京香(小2)
私が吹いた曲は”木星”です。練習では一番高いミの音がうまくふけませんでした。発表会は二回目なのに、本番でピアノと音がずれて失敗しました。とてもショックでした。インタビューの時、なんで後藤先生が「うまかったね。」って言ってくれたのかわかりませんでした。これからは練習をもっと頑張ります。
脇坂 颯(小1)
はじめてのはっぴょうかいのひ、ホールについて、れんしゅうをはじめました。でも、おとなのひとのきれいなおとがいっぱいで、あんまりれんしゅうができませんでした。けど、じぶんのばんのときは、じょうずにふけました。ステージにたったときに、すぐ、かぞくがみえてうれしかったです。
森 美苗(小1)
ソロのかいのひは、あさからとてもきんちょうしていました。でも、みつなかホールについて、リハーサルしつでみんなとおいかけっこをしているうちに、わすれていました。えんそうちゅうは、あまりはずかしくなかったけれど、インタビューのときは、すごくドキドキしました。おともだちにおはなをもらったし、せんせいにもプレゼントをもらったのでうれしかったです。ことしの、1がつからはじめたので、まだ、じょうずではないけれどたくさんれんしゅうして、いろいろなきょくをふいてみたいです。

ソロの会in生駒に出演のドンマイズのみなさん。
写真中央が内田さん
内田 茂
初めて奈良の生駒でソロの会が催されることになり、我々奈良の会員にとっては大変ありがたく、是が非でも出演したいと思い、何年かぶりに出演をさせていただきました。ソロの曲目は色々迷いましたが、入会以来一番吹いてみたかったアルルの女のメヌエットに決めました。こんな風に吹いてみたいというイメージ通りにはなかなか行きませんでしたが、なんとかひと通り吹けて良かったです。
アンサンブルDonmy’sも2回目の公式出演で、日頃の練習の成果の一端を皆さんに聞いていただくことができましたし、Tutti の演奏では、初めてコントラバスを舞台上で吹かせてもらい、高音部の音程がとり難く、少々難儀しましたが今後の課題としてまた練習に励んで行きたいと思います。というわけで今回生駒でのソロの会は私としては大いに楽しませていただき、聞きに来て頂いた方々、T-先生やG-先生、各講師のみなさん、お手伝いいただいた皆さんに感謝しています。またソロの会に積極的に参加して行きたいと思います。

ソロの会in京都に親子Duoで出演!

金村律子さん・衿子さん

金村 律子・衿子(中3)
娘がピアノを習い始めたとき、「いつかはピアノ伴奏してもらってフルートが吹けたらなぁ。」と、思っていましたが、長い間私の楽器は「押入れの肥やし」状態になっていました。
その娘が中学に入り、吹奏楽部に入部、ピアノをやめてフルートを習い始めることに。私も便乗して、笛の会でレッスンをしていただくことにしました。そして去年、初めてのソロの会では別々に演奏しましたが、二人とも緊張で何がなんだかわからないうちに終わってしまいました。今年は、「二人で吹けば、少しは人前であがるのもマシかも…」「少々ミスしても目立たないかも…」と、親子してお互い虫のいいことを考えて、デュエットで出演することになりました。 
本番では、私が肝心なところでミスをしてしまったり、うまく表情をつけられなかったりと、最初の思惑通りにはいかず、足を引っ張ってしまいました。親子でデュエットしてよかったと思うのは、例えば夕食後のほんの短い時間でも、「合わせようか?」の一言ですぐ練習ができたこと、「ここは自信ないからもう一遍やって〜」「こんな感じで吹く?」等など、遠慮なく言い合えたことでしょうか。ただ、お互いの緊張感があまりなく、個人練習が疎かになってしまうという欠点もありましたが…。学校行事も多く、中3で何かと忙しいこの時期に、文句も言わず付き合ってくれた娘にはとても感謝しています。
笛の会のレッスンでは、一人で自由に音を奏でる喜び、Tuttiでは大勢でハーモニーを創る楽しさ、そして今回、自分以外の音を身近に感じながら掛け合いのおもしろさを経験できた貴重な機会になりました。ご指導いただいた先生はじめ、笛の会の先生方、本当にありがとうございました。(母:律子)
思ったより緊張せず、楽しく演奏できました。また、来年も二人でやりたいです。(娘:衿子)

ソロの会in堺に出演の津呂さん
津呂 美保子
ソロの会は3回目なので少しは気楽に行けるかと思いきや、緊張の嵐に見舞われました。本番前のレッスンでは自信がなくてふらふら。先生に「毎年そんなん言うてるやん」と一言で片づけられてしまいました。曲はケーラーの「子守歌」で8月から練習を始めました。思い通りにいかなくてあきらめかけたことありますが、先生のおかげで持ちこたえることができました。当日は思ったよりうまくいったような気がします。次はもっと上手になって楽しく吹けるように、これからまた練習に精進しなければ…。最後に、岡田先生を初めとしてお世話になった先生方、どうもありがとうございました。

…編集後記……
あけましておめでとうございます。今年は東京で大規模なコンベンションがあり、また、滋賀のジュニアフルートフェスティバルも10回目を記念して盛大に催されます。2007年、大躍進の期待されるフルート界を一緒に盛り上げていきましょう!
間野久美子