風の音 113号
06/7/31発行

Tutti定演 感動のFinale
発行所   関西笛の会事務局   編集:間野久美子

夏まっさかり☆みなさんいかがお過ごしでしょうか?今号は、7月16日(なんと対馬先生のお誕生日)に行われたフルートアンサンブルTutti第6回定期演奏会を特集します。
当日はイシハラホールを埋め尽くす、260名ものお客様が来場(座りきれずに補助椅子までもが出動!)、大盛況のうちに幕を閉じました。
次なる目標・秋の慰問演奏シーズンに向け、Tuttiはこれからも進化してゆきます!!
円形吹き出し: 打ち上げでは、対馬先生に講師からプレゼントが贈られました♪
落合 鷹夫さん
(茨木所属)


定期演奏会から一週間が過ぎ今は、開放感に包まれてフルートを吹いています。
五月半ばに譜面を頂いた時は正直、演奏会には間に合わないと思い今回は辞退しようかと悩みました。
しかし定期練習や合宿に参加するうちに、「自分一人じゃないんだ。フルート大好きの皆がいるんだから自分は吹ける所だけ頑張ろう」そう思う様になって肩の力が抜け、吹けなかった所も吹ける様になっていきました。
入団して間もない私が言うのも何ですが、テュッティーとは、「フルートが大好き」って云う条件さえ満たしていれば、何も心配する事はない所なんですね。
定演の打ち上げでは、先生方、団員それに御協力頂いたスタッフの方、皆それぞれに達成感と満足感で素敵な笑顔がいっぱいで、その場にいれる事に幸福になれました(きっと私も素敵な笑顔をしていたのでしょう)

また来年に向けての練習が始まりますが、皆と心を合わせて頑張りたいと思います。
フルートと云う楽器に導かれ集まった仲間=テュッティー・バンザイ!


円形吹き出し: 落合さんは今年5月に入団。
定演は今回が初出演でした。


久谷 麻美さん
(神戸所属)


今回初めて定演に参加させていただいていたのですが、さすがに舞台の上で吹くというのはそれまでの練習とは違い、思うようにはいきませんでした。

あの大人数で、しかもイシハラホールという響きのよいすばらしい会場だと聞き、きっと普段の実力以上に、いえ悪くても普段ぐらいには吹けるだろうと思っていたのですが、結果はまったく違っていました・・・。

痛感したのが、舞台上で吹くというのは大変な度胸がいるものだなという事です。しかし、周りの堂々と吹いていらっしゃる方を見ていて思いました。舞台で何度か演奏する経験があったのかな、いやそれを含めて実力があるという事なのだろう、と。改めて感心してしまいました。反省点は多かったですが、大変貴重な経験の上に、楽しかったです。ありがとうございました。


楕円: 久谷さんは、プログラム1番の「魔笛」序曲にて、
3rdソロを担当されました♪

清水 量二さん
(我孫子所属)


定演も好評のうちに終わり、先生方、スタッフの皆様、団員の皆様、お疲れ様でした。あれから数日が経過して、ホットな感動が覚めやらぬ今日この頃です。
今回のピッコロについては、若かりしころ映画のサントラに、ビバルディのピッコロ協奏曲の第二楽章(正式な名称はわかりませんが)が流れていて、その透きとおるよな透明感と清楚なサウンドに魅せられ、いつかは・・・と心の中であっため続けておりました。でも、あるべき姿と現実の差は、かなり大きかったようにおもいます。フルートも満足に吹けないのに、生半可な好奇心が災いしたんでしょうね。
音程のとりにくい楽器でこのたびはよい勉強をさせてもらいました。
川口さん(picc)にはいろいろお世話になり、この場を借りてお礼申し上げます。
団員の皆様。ちょっと早いですが次の定演に向けて”V”

円形吹き出し: 清水さんは「魔笛」序曲ではピッコロを担当!その苦労談をお伺いしました。


大波: 「魔笛」ピッコロ陣のお二人


小林 良子さん
(茨木所属)

ピーと汽笛を鳴らし花いっぱいの草原を軽やかにブルートレインが走って来るーー。定演を前にしてブルートレインのイメージにやっとたどり着いた私。
この曲を初めて手にした時は先の見えないトンネルにいきなり突入してしまった迷子のような私でした。
選抜組リストに入れた喜びよりも、困惑、不安、焦りが入り混じり楽譜とにらめっこの数日が過ぎました。

その内「この闇を抜けきり無事終着駅に辿り着ければ私の中の何かが変わる。
それでチャンスを与えて下さった先生方のお気持ちに応えられたらいいなぁ」との思いが湧いてきました。
それでも「この歳(団塊の世代です)になってしんどい」とマイナス思考で練習を続けた日のブルートレインの足取りは何と重かったことでしょう。
とにかくCDを聴きイメージを再現することの繰りかえしの中で面白いことに休日にいるだけの夫が曲の何フレーズかを覚えてしまいました。
定演が終わり、心地よい疲れとともに名残惜しそうに汽笛を鳴らし我がブルートレインは無事終着駅に着きました。

確実に私の何かが変わったようです♪♪それはヒミツ。

楕円: 今回初の試み・オーディションで選出された選抜メンバーによるアンサンブル・otttimo
小林さんはその一員として難曲「ブルートレイン」で活躍☆


西平あい子先生
(我孫子・川西担当)

みなさま!Tutti定演大成功、本当におめでとうございます!そして心からありがとうございます。

実はわたくし、今回こんな大きな舞台で指揮を振らせていただきました。しかも西平史上かつてなかった大曲、モーツァルトの「魔笛」を!!

 そういった話が来たのが数ヶ月前。
はじめ聞いた時は何かの冗談かと耳を疑ったものでしたが、よくよく聞いているうちにあのTuttiの定演で自分が指揮を振るのだという事実に気付かされました。
もちろんTutti団員のみなさんの集大成であるコンサートで適当な指揮を振るわけにはいけませんので、そこは最も身近におられるベテラン指揮者の
対馬先生に指揮法のビデオ、DVDなどを借り、夜な夜な練習に励みました。

本番で、その成果が出たかどうかは自分ではわかりませんが、みんなで合わせるという一体感、アンサンブルの素晴らしさを再確認することが出来たと思います。
そしてなにより、みなさんの「合わせよう」と思う気持ちが私のつたない指揮を、言葉では言い表せないほどカバーして下さいました。
指導くださった先生方、演奏を通じて協力し、励まして下さったメンバーの方、本当に本当にほんとうにありがとうございました。

 とまぁ、つれつれ自分のことばかり書いてしまったのですが、この定演の大成功は、何よりメンバーのみなさんが日々のうちの貴重な時間を削って練習に費やし、努力してきた結果じゃないかと、強く思います。またそういった姿を見て、新しいTuttiの仲間が来週にも練習場に見学に来るかも知れませんよ?


フローチャート : 代替処理: Tuttiの頼れる指導者、あい子先生。今定演では大曲・「魔笛」を指揮、演奏会のオープニングを華々しく飾って下さいました☆

関西笛の会 今後の予定
◆8月17日(木)〜20日(日) 夏☆中高生合宿場所:ハチ高原
笛の会の中・高校生を対象とした、ちょっとレベルの高い合宿です☆
◆ ソロの会4回連続!!
今年は待望の奈良会場が加わって、4回連続のソロの会です!
@10月8日(日)第30回ソロの会in川西 場所:みつなかホール
A10月22日(日)第31回ソロの会in奈良 場所:生駒市コミュニティセンター
B10月29日(日)第32回ソロの会in京都 場所:コープ イン 京都
C11月19日(日)第33回ソロの会in堺 場所:堺市民会館
いずれの回もお昼頃の開演を予定しています。
◆ 第3回笛の会コンクール
11月に開催予定!!詳細は追って連絡致します