風の音No.1122006年4月24日

春合宿特集&

後藤先生リサイタル特集!! 発行所   関西笛の会事務局   編集 :間野久美子

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みなさんこんにちは!
雨にも風にも負けず意外に長持ちした桜も、もう葉桜。いよいよ新年度が始まりました。
新しい学校、新しい生活、慣れるまでドキドキの毎日が続きますが、フルートにもフレッシュな気分を持ち続けたいですね♪
感動の春合宿大成功
毎年恒例となりました春合宿が、3月27日(月)から3月31日(金)の4泊5日で行われました。場所は京都府美山の「やまびこ堂」です。
今回の合宿のココがすごかった!

@過去最多参加人数を達成☆

小学校1年生から大人まで、総勢32名がそれぞれの目標に向かって頑張りました。これは近年稀に見る多さで、講師が足りないやらスタッフ一同大忙しでした。

A合宿のテーマが、ずばり「目標と感動」。

「目標」4泊5日の合宿をより充実したものにするために、全員が初日に個人目標(音色を良くしよう、etc…)を立てました。今回は、「合宿中はずっと目標を意識する」というレベルでの取り組みでしたが、今後は、個々人の目標に合わせた練習メニューを立てたりといった発展も見られるのではないでしょうか。
「感動」毎夕食後にはコンサートを開催、雪でハイキングに行けなかったかわりに、雪合戦やビンゴゲームで大盛り上がり☆みなさんの感動の声は後ほどご紹介。

B新企画が盛りだくさん

テーマ「目標と感動」のもと、「モデリング」を実践。

モデリングとは…??

手本を聴いたり、見たりすることによって、自分の能力を高めていくという考え方。合宿では、講師の先生方が指導曲集を演奏したり、有名なフルーティストの演奏のCDを聴いたり、歌手や吹奏楽のDVDを鑑賞してその表現の仕方を学んだりしました。周りにフルートの上手い子が沢山いて、自分がその中に目標としたい人を見つけることができ、上手い人がどんな練習をしているのか間近に見ることができる…合宿そのものが「モデリング」に最適の場ともいうことができます。

合宿に参加して
写真:左から麻梨乃ちゃん、対馬先生、京香ちゃん
中崎京香ちゃん (小1)※学年は2006年3月末現在。
合宿に行こうと先生に言われたとき、行こうか行かないか迷いました。
でも、フルートがさいきん上手にならないので、ちょっとでも上手になろうと思って、行くことにきめました。

おむかえの車が来たとき、とてもドキドキしました。
車に乗ってる時、どんなところに泊まるのだろうと思いました。
着いたら合宿所はとても広くてどこがどのへやなのかわからないくらいでした。

合宿の間とても楽しかったです。
お友だちができたし、みんなとてもやさしかったです。

いずみちゃんにトランプをかしてもらってポーカーとかをしました。
おもしろかったです。
フルートの練習をがんばって「みんなともだち」をふけるようになってとてもうれしかったです。

合宿に行ってフルートがもっと好きになりました。
おとなになるまでがんばります。

馬場麻梨乃ちゃん (小2)

私は、三日目からフルートの合宿にさんかしました。

 はじめは、ちゃんと友だちができるか心ぱいでした。
でも、きょうかちゃんが友だちをしょうかいしてくれました。
みんなは時間わりをもらっていたけれど、私はもらっていなかったので、「今は、おやつの時間だよ。」というように、教えてもらってやっとなれてきたのが二日目でした。


 次の日、みんなのきょくをへやで聞きました。
いろんなきょくがありました。
「むすんでひらいて」や、「ゆかいなまき場」などです。

そして、私ときょうかちゃんがひくのは、「おもちゃのシンフォニー」です。

 夜にみんなのきょくのはっぴょうをしました。
一回目は、「おもちゃのシンフォニー」をちょっとまちがえてしまったけれど、二回目はうまくいきました。
それは、きょうかちゃんといっしょにいっぱいれんしゅうしたからだと思います。

 そして、みんなでお風呂に入りました。
お風呂のシャワーは、こわいような、おもしろいような感じでした。
どこがこわかったかというと、きゅうにあつくなったりするところです。

そしてねる時には、先生が本をよんでくれます。
それを聞いているうちにいつの間にかねているということでした。 
私は、合宿のおかげでフルートが上手になりました。
新しい友だちもできてとっても楽しかったです。


昨夏からフルートを習い始め、合宿は今回が初参加です。

小さい頃から、他の楽器を習っていたのでアンサンブルは大好きだったのですが、フルートだけの合奏は初体験で、
30人弱という大人数でモーツァルトの25番を合奏したのが一番楽しかったです。
また、フルートフェスティバルで演奏するシンコペイテッド・クロックの練習も始まりましたが、音を合わせる難しさを実感しました。

朝から晩まで短期に集中的に練習したので、新しい楽譜もたくさん見れたし、飛躍的にうまくなった(?)気がします。

新しく導入されたらしい先生たちによるモデリング演奏を聞くと、自分の音のどこが悪いのか再認識でき、今後の課題となりました。
残念だったのは男の子が少なく、先生以外話し相手がいなかったので夜退屈したことです。

来年も参加してもっとうまくなろうと思います。
西川泰海くん
(中3)

私が笛の会に入って3回目の春合宿でした。

前回の春合宿も基礎練や斉奏の練習があったけど、今回の春合宿はより中身がつまっていてとてもすばらしい合宿でした。

その中でもDVD鑑賞、モデリングはとても印象に残りました。
DVD鑑賞はサラ・ブライトマンのコンサートの様子を見ました。サラ・ブライトマンの表現力はすごく、カリスマ的な人だと
思いました。観客とサラが一つになって、音楽を楽しんでいると思いました。

モデリングは先生方が皆が今から練習する曲を吹いてくださりました。そこで学んだことは音楽をどう表現するかでした。モデリングをしてくださったことによって曲に進みやすくなったような気がしました!

春合宿めっちゃ楽しかったです!!
垣内安奈さん
(高1)

日間の予定を全部キャンセルして(これができた今の生活と家族に大感謝!)合宿全行程参加の決心をしたのに、風邪がなかなか治らず、当日の朝、針治療をしてもらっての参加でした。

 ところが、先生方の熱心さと優しさに感激し、先生方のフルート演奏をたっぷり聴け、CDやビデオでもフルート演奏を楽しめて、たっぷり音楽の世界に浸りきった素晴らしい5日間となりました。

私のフルート練習もここぞと、倒れない程度にやったためか、最終日の個人レッスンでは先生にほめていただきました。

 どれだけ上手になったかはまだわかりません。帰ったら暫く練習しなくなってしまいましたもので。
でも、又音楽にたっぷり浸りたい時には、是非この合宿に参加させていただきたいと思います。

加藤喜美子
さん

合宿最終日に、「合宿で感動したこと」を

自由に書いてもらいました

雪遊びが楽しかった!  自分が上達していくのがわかって良かった。 合宿に参加したことで、自主的に練習するようになった。

自分が次に習う曲を先生がモデリングで吹いてくれたのが参考になった。

・新しい友達が沢山できた! 先生方のモデリングに感動した。 Jrフェスティバルで演奏する曲を上手に合わせられるようになった。 みんなで鑑賞したサラ・ブライトマンのDVDに感動した。

後藤先生リサイタル
横巻き: リハーサル風景
3月10日にご自身初のソロリサイタルを終えられた後藤先生。
大仕事(?)を無事終えられての感想を伺いました!

後藤菜美*フルートコンサート
2006年3月10日(金)WAMホールにて
プログラム:
ハンブルガー・ソナタト長調Wq.133≪C,P,E.バッハ作曲≫

カンタービレとプレスト≪ジョージ・エネスコ作曲≫etc…
総勢180名弱のお客さんが来場!!
大変にぎやかなコンサートとなりました。
前回風の音で宣伝をさせて頂きました、3月に行いました私の演奏会には大変多くの皆さまにご来場頂き、そしてご協力頂きましたので、またまた風の音の紙面をお借りして感謝の意を表したく、寄稿させて頂きました。
それにしても、我ながらびっくりする程キンチョ〜した演奏会になりましたが、何とか最後までやり遂げる事が出来てホッとしております。
演奏会をやる前と後では私のものの考え方にも随分変化があり、少し性格も変わった気までしておりますが、演奏会をやる事が出来て本当に良かったなと思っております。そしてこれも普段からお付き合い下さる会員の皆さんのお力添えのおかげと心から感謝しております。
本当にありがとうございました。今後ともよろしくお付き合いの程お願い申しあげます。(~o~)

後藤菜美

編集後記

寄稿いただいた皆さん、ご協力ありがとうございました。

合宿に参加された方の感動の声を聞くと、スタッフ陣で試行錯誤を繰り返した末に生み出された新企画が、みなさんにちゃんと受け入れられたことが伝わってきて嬉しくなります。そしてそれ以上に、合宿の成功は、32名全員の「合宿を充実させたい」という熱意と努力があってこそのものだったのだな、と改めて合宿の素晴らしさを実感します。年齢も住む地域も実にさまざまな人たちが、フルートでつながって、活気あるコミュニティを形づくっていく・・・“音楽”っていいですよね。

間野 久美子